画像:北海道大学生活協同組合より引用
北海道大学生活協同組合は2021年4月20日、組合が北海道大学に所属する学生に向けて発信したメールについて誤送信が発生し、学生らのメールアドレス510件が流出したと明らかにしました。
発表によると協同組合は2021年4月19日、同大学で使用する「情報学テキスト2021」を注文した学生らに向け、入荷を知らせるメールを外部一斉形式で発信しました。ところが協同組合の担当者が電子メールを送信する際、送信先を非表示する「BCC」ではなく、「宛先(TO)」に設定したまま送信する事象が発生。
これにより、送信対象となった学生らのメ-ルアドレスがお互いに表示されてしまい、流出が判明したとしています。
謝罪のうえで誤送信メールの削除を依頼
北海道大学生活協同組合は誤送信によるメールアドレスの流出を確認後、対象となった学生らに謝罪の上で、誤送信メールの削除を依頼しています。
また、協同組合は今回の誤送信が人為的なミスおよびチェック体制の不備にあると位置づけており、今後の再発防止策として、職員教育の再実施や情報管理体制の強化を発表。過去発生した誤送信事案も踏まえ、個人情報の保護に向けた運用体制を徹底していく考えを明らかにしています。