システムの脆弱性利用され不正アクセス、顧客195名のカード情報流出か|サイバーセキュリティ.com

システムの脆弱性利用され不正アクセス、顧客195名のカード情報流出か



画像:株式会社デザインXより引用

株式会社デザインXは2021年3月29日、同社が運営するオンラインショッピングサイト「ApparelX」が外部からのサイバー攻撃を受けたことにより、同サイトで過去カード決済したユーザーのうち、195名のカード情報が流出した可能性があると明らかにしました。

同社によると、攻撃を受けた原因は「ApparelX」のファイルアップロードプログラムに内在していた脆弱性によるものです。

2020年12月9日に「ApparelX」の決済ベージが改ざんされている事実を確認されたため、同社が調査を進めたところ、何者かがアップロードプログラムに内在していた脆弱性を利用してサーバーに不正なプログラムを設置していた事実が判明。攻撃者は改ざん行為を通じて同社決済ページに似せたフォームを設置し、2020年11月27日~2020年12月9日
にかけて顧客が入力したカード情報を盗み取っていた可能性が浮上したとしています。

不正プログラムは削除済、今後はセキュリティ強化へ

株式会社デザインXは今回の不正アクセスを受け、サーバーに設置された不正プログラムを削除する対応に出ています。

また、同社は「ApparelX」におけるカード決済機能の停止を決定。今後はカード決済機能の再開に向けて、不正利用の監視体制を強化しながらセキュリティ対策を進めていくと発表しています。

なお、同社は今回の不正アクセスにより流出可能性の乗じているユーザーに対して個別に連絡を取り、謝罪と経緯の説明を進めるとのことです。

対象となるユーザー 対象期間 対象件数 対象の情報内訳
期間中にカード決済したユーザー 2020年11月27日~2020年12月9日 195件 カード番号・カード有効期限・セキュリティコード

参照弊社サイトへの不正アクセスによるクレジットカード情報漏えいに関するお詫びとお知らせ


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