画像:イニシオフーズ株式会社より引用
イニシオフーズ株式会社は2021年3月24日、同社のサーバーに対する外部からの不正アクセスが発生したことにより、過去に同社商品を購入したユーザーや社内関係者等合計約6万5,000件の個人情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。
不正アクセスの原因は、同社ネットワーク機器に内在していた脆弱性によるものです。
イニシオフーズによると、同社では2021年3月2日、サーバーにシステム障害および機能停止する事象が発生。原因を探るため同社がシステムベンダーと協力して調査を実施したところ、何者かが同社ネットワークに内在していた脆弱性を利用して、サーバーに不正アクセスを仕掛けた可能性が浮上したとしています。
同社はこのため、システムベンダーの指示に従い、ネットワーク機器の脆弱性を解消したとのこと。また、社内に対策本部を設置した上でシステムベンダーの詳細調査を待って、再発防止策を進めるとしています。
商品購入者や取引先のほか、従業員情報なども流出か
イニシオフーズ株式会社によると、今回の不正アクセスの影響で、同社が保有する合計約6万5,000件の個人情報について流出の可能性が生じています。
同社によると、流出対象は過去に同社でおせちを購入したユーザー約4万3,000名分の個人情報や取引先の担当者約3,000名分の氏名情報のほか、同社に派遣されたスタッフ約 1,000名分の情報および同社に所属する職員1万7,755名分(退職者含む)の個人情報が含まれているとのこと。
流出情報にクレジットカード情報やマイナンバー情報は含まれておらず、記事発表時点で流出情報を悪用した事例は確認されていませんが、今後情報を悪用した二次被害等が発生する可能性もあるため、注意を呼び掛けている状況です。
参照不正アクセスによる情報流出の可能性に関するお詫びとお知らせ