画像:和歌山市より引用
和歌山市は2021年1月22日、同市保健所に所属する職員が新型コロナウイルス感染者414名の氏名などが記録されたファイルを、外部に誤送信した可能性があると明らかにしました。
発表によると、同市の職員は新型コロナウイルス感染症に伴う会議資料を作成しており、2021年1月19日に上司の依頼を受け、上司から指定された私用のメールアドレスにファイルを添付し送信しました。
ところが、当該メールは2021年1月20日になっても上司に届かなかったため、調査を進めたとろ、上司が職員に伝えていたメールアドレスには誤っていた事実が判明。これにより、新型コロナウイルス感染者の情報が記載されたファイルが、市とは関係のない別のアドレスに届いていたと明らかになりました。
削除要請するが返答なし
和歌山市は事案発覚後の2021年1月20日~2021年1月21日にかけ、誤送信先に該当メールの削除を複数回にわたって要請しています。
しかし、記事発表時点で誤送信先からの反応はなく、流出の有無について確認がとれていないとのこと。このため、市では流出対象となった414名に向け、個別に説明と謝罪を進めるとしています。