画像:株式会社ルクールプラスより引用
コンサルティング事業などを手掛ける株式会社ルクールプラスは2020年10月19日、同社従業員の人為的ミスによるメール誤送信が発生し、同社と取引関係にある顧客の氏名やメールアドレス10件を流出させたと明らかにしました。
ルクールプラスによると、誤送信を起こした担当者は2020年10月14日、業務上の必要から10名の顧客に向けて電子メールを送信。ところが、同従業員がメール作成の手間を省く意味から前回送信時のデータをテンプレートを使用したため、テンプレートに記載されていた930名のアドレスにもBCC形式で送信する形になったとしています。
なお、誤送信は2020年10月14日にメールを受信した一部の顧客から指摘が入り発覚。同社は被害企業らに謝罪対応を進めました。
誤送信防止ルールの強化も
ルクールプラス社は誤送信の原因を人為的なものと位置づけ、再発防止策として、誤送信防止ルールの強化を決定しています。
ルクールプラスによると、同社では外部メールを送信する際、送信ボタンを押してから2分後に送信される誤送信防止ルールを定めていました。ところが、今回の事案で流出が発生してしまったため、今後は同ルールを5分以上に設定を変更するなど、強化を決定。
人為的なミスを抑え、流出を食い止める考えを明らかにしました。
参照【重要なお知らせ】メール誤送信による個人情報漏洩について