滋賀県は2020年9月1日、同県が進める「近江金石会」の会員に向けて発信したメールマガジンに誤送信が発生し、同会会員企業に所属する特定個人の社用メールアドレス70件が流出したと明らかにしました。
滋賀県によると、近江金石会は同県企業の人材確保や総合環境などの改善をテーマにした、官民の意見交換会です。事務局は県の商工観光労働部企業立地推進室が務めており、会員企業の関係者らに定期的にメールマガジンを発信していました。
ところが2020年8月31日に発信したメルマガについて、本来「BCC」とすべきところを宛先が確認できる設定で送信する事案が発生。これにより関係企業間でメールアドレスが供覧できる状態が発生し、流出が確定したとしています。
部署内でミスに気づき発覚
滋賀県によると、問題のメールは発信後、部署内の関係者がミスに気づいたことにより、発覚しています。
同県は誤送信の判明後、すべての宛先に別途連絡。個人情報流出の経緯を説明した上で、メールの削除を要請しています。
なお、同県は今後、誤送信を防ぐためにダブルチェックを徹底するほか、情報取り扱いに関する研修を実施し、再発防止につなげる方針です。
参照個人情報(社用の個人メールアドレス)の流出について/滋賀県