市民病院公開のコロナ看護動画に入院患者の氏名含まれる|サイバーセキュリティ.com

市民病院公開のコロナ看護動画に入院患者の氏名含まれる



画像:地方独立行政法人・神戸市立医療センター中央市民病院より引用

地方独立行政法人・神戸市立医療センター中央市民病院は2020年8月12日、同院がウェブサイトで公開した館内映像の一部に個人の特定につながる情報が確認されたとして、動画を削除すると発表しました。

同院によると、映像は2020年8月8日に公開された、新型コロナウイルス感染症患者への看護の様子を映したもの。公開後に映像を視聴した人から「職員が患者さんの氏名を呼ぶ音声が収録されている」と指摘が入り、発覚しました。

神戸市立医療センター中央市民病院はこれを受け、動画の削除を決定。患者や家族に対して謝罪を発表しています。

「氏名以外の流出はない」と説明

神戸市立医療センター中央市民病院は動画を削除し謝罪する一方で、公開された映像について「氏名以外の個人の特定・識別につながる情報の流出はない」との認識を示しています。同院によると、映像では患者の容姿が識別できないよう画像処理を加えるなどの配慮をしており、また動画も既に削除したことから、その他の流出はないとのこと。

また、今後は動画を公開するにあたって、音声を含め複数でチェックする体制を構築し、個人情報の流出に配慮すると発表。再発防止につなげる考えを示しました。

参照当院ホームページにおける一部個人情報の流出について//独立行政法人 神戸市立医療センター中央市民病院


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