画像:個人情報を含むメール誤送信に関する報告とお詫び/公益財団法人岩手県予防医学協会より
健康診断などを手掛ける公益財団法人・岩手県予防医学協会は2020年5月25日、協会内でメール誤送信が発生し、本来受診予定であった企業受診者29名の個人情報データを別の企業宛てに送信したと明らかにしました。
協会によると2020年3月6日、受診を予定していた企業A宛てに受診者29名の名簿を送信する際、担当職員がメールの内容および送信先を確認しないまま送信。その後、メールを受け取った企業Bの担当者から「宛先を間違えている」と通知が入ったことにより、誤送信が判明したと説明しています。
ファイルに企業名を含めるなど対策
協会側はインシデント発覚後、企業Aに対して謝罪の上で企業Bに対してメールの削除を要請するなど、対応をすすめています。
また、インシデントの原因が不注意にあることから、再発防止策として今後、メールの送信先および内容を十分に確認し送信するように発表。合わせて、名簿ファイルに会社名を記入するルールを策定し、誤送信を防止する取り組みなども公表しました。
なお、協会は今後、「システム等を利用した管理方法」の導入も検討。ヒューマンエラーによるインシデントを抑制するため、ソフトウェア側からのアプローチも進める考えを明らかにしています。
参照個人情報を含むメール誤送信に関する報告とお詫び/公益財団法人岩手県予防医学協会