画像:新型コロナウイルス感染症ページへの患者に関する非公開情報の掲載について/愛知県
愛知県は2020年5月5日、県が市民向けに新型コロナウイルスに関連する情報を公開しているページにて、県内での発生事例合計495件について、本来公開すべきではない氏名などの個人情報が掲載されたと明らかにしました。
県によると2020年5月4日、担当者が事例を更新するため「県内発生事例一覧表」のページに個人情報を伏せる形で情報を更新しようと試みたところ、誤って個人情報が記載されたファイルを登録したことが原因です。事案発生から1時間後にファイルを削除しましたが、既に閲覧した県民から通知があったため、流出が確定的となりました。
ダブルチェックなどを実施し再発防止へ
愛知県はインシデント発生に伴い、流出情報の内訳を公開しています。詳細は次の通りです。
誤って掲載した内容 | 患者の氏名、入院先医療機関、入院日、転院先医療機関、転院日、退院日、発生届提出保健所、クラスターの名称及び分類 |
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本来の公開内容 | 発表日、年代・性別、国籍、住居地、接触状況、備考(県、名古屋市又は中核市別の発生事例番号) |
なお、県はインシデントの原因をチェック不足と捉えているのか、再発防止策としてダブルチェック等の施策を実施すると発表しました。合わせて、被害を受けた県民に対しては謝罪を表明しています。
参照新型コロナウイルス感染症ページへの患者に関する非公開情報の掲載について/愛知県