画像:情報の流出およびその対応について/一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会より
一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会は2020年4月21日、提供している会員向け継続学習システム(CPDS)の登録会員情報、約7万2千件が流出した可能性があると明らかにしました。
2020年4月16日、警視庁のサイバーセキュリティ担当者から「海外サイトに情報が流出している可能性がある」と指摘を受け発覚。連合会側が海外サイトの公開情報の照合を進めたところ、海外サイトで「ID」と表示されている項目について、同会が保有する新規加入番号と一致するなどしたため、ウェブサイトでの公表に踏み切りました。
二次被害の可能性も
不正アクセスにおいて流出原因や攻撃者の手口は非常に重要な情報ですが、連合会は記事発表時点で明らかになっていないとの立場を取っています。
同会は今後の調査で原因などを究明する方針で、個人情報保護への対策などについては、今後会員に向け個別連絡を予定しているとのこと。合わせて、流出可能性のある情報としてメールアドレスパスワードなど、リスト型攻撃に用いられやすいものも含まれていることから、二次被害に注意を呼び掛けている状況です。
なお、連合会が公表した海外サイトで表示されている流出情報は、次の通りです。
- 新規加入受付番号
- パスワード
- 生年月日
- メールアドレス
- 電話番号
参照情報の流出およびその対応について/一般社団法人 全国土木施工管理技士会連合会