画像:dアカウント/NTT DOCOMOより
長崎県警などで構成される合同捜査本部は2020年4月1日、NTTドコモの会員アカウント「dアカウント」を不正アクセスにより奪った疑いで、中国人の男女5人を詐欺容疑で逮捕したと明らかにしました。
情報によると、逮捕された男女らは被害アカウントに対してサイバー攻撃を仕掛けており、2019年4月2日~3日にかけて都内の家電量販店でゲーム機やタブレット端末など転売効果の高い商品を購入した疑いがあるとのこと。同容疑者らは既に過去、別の詐欺事件で逮捕されており、今回不正購入した商品も既に転売されている事実も判明しています。
組織的に役割分担、SMSで誘導か
合同捜査本部によれば、犯人らは被害者にSMSを送信し、パスワードの窃取を目的とした偽のURLへジャンプさせることで、アカウントを奪ったと見ています。
また、容疑者らは、指示者、購入者、リクルート者など詐欺に関与する役割を分担しており、組織的に動いていた可能性があるとのこと。ただし、逮捕された容疑者らは容疑の諾否を明らかにしておらず、現時点で全貌は明らかになっていません。
合同捜査本部は今後、共犯者の有無も含め、さらなる捜査を進める方針です。
参照不正アクセスでドコモID詐取 容疑で中国籍5人逮捕 長崎、福岡の合同捜査本部/Yahoo!ニュース