画像:ホームページに関するお詫びと再開のお知らせ/JP共済生協より
JP共済生協は2019年11月25日、外部からのサイバー攻撃が原因で同生協のホームページ内にマルウェアが設置されていたと明らかにしました。
JP共済生協によると某日、気象庁に偽装したフィッシングメールを受信。ところが問題のメールは不正なプログラムのダウンロードを目的として生協が委託するサーバーが指定されており、マルウェアに感染。事態を把握した生協は2019年11月7日、ホームページの閉鎖を決定。再開日となる2019年11月25日までの間、対策を続けていたと説明しています。
ブルートフォースアタックが原因か
JP共済生協はインシデント発生後、外部の調査機関に調査を依頼しています。これによると、問題のマルウェアはファイル転送サービスを利用した不正アクセスを通じてサーバー内に設置されたものと判明。攻撃者は「ブルートフォースアタック」などにより外部に流出した転送用アカウントのパスワードを入手しており、これが不正アクセスに悪用されたものと説明しています。
これを受け生協側は、不正アクセスの原因となったファイル転送サービスのアクセス制御設定を変更。さらにホームページデータの管理先について、より強固なセキュリティ環境を持つサーバーに移行するなどの措置を取っています。
なお、生協が保有する個人情報等は、外部ネットワークから隔絶した環境で管理されているため、情報流出の危険性はないと説明しています。
参照ホームページに関するお詫びと再開のお知らせ/JP共済生協