決済システム改ざんでカード情報220件流出の可能性│株式会社イザナギ|サイバーセキュリティ.com

決済システム改ざんでカード情報220件流出の可能性│株式会社イザナギ



画像:「AKIBA-HOBBY」への不正アクセス発生についてのご報告とお詫び/株式会社イザナギより

株式会社イザナギは2019年11月6日、同社が運営するウェブサイト「AKIBA-HOBBY」のウェブサーバーが何者かの不正アクセスを受け、顧客クレジットカード情報最大220件に流出の危険性が生じたと明らかにしました。

発表によるとインシデントは2019年3月20日、クレジットカード会社から流出について指摘を受けたことにより発覚。同社が2019年5月29日より、第三者調査機関に調査を依頼したところ、不正アクセスの痕跡が確認されたとしています。

脆弱性利用して決済フローの改ざん

同社が明らかにしたところによると、インシデントの原因はWebアプリケーションに内在していたシステム的な脆弱性です。

攻撃者はこれを利用してサイト内部のクレジットカードによる決済フローを改ざんして、自身が情報を入手できる状態にしていた痕跡が見つかったとのこと。

同社は発覚時点でカード決済機能を停止していますが、対処前までの期間中にカード決済したユーザーについて、情報流出の可能性があるとしています。

対策完了まではPayPalなどで運営か

同社はインシデント発覚に伴い、サイトでのカード決済しています。今後は調査結果を踏まえた必要な対策を実施し、再開に向けて取り組み進めていく方針です。PayPal決済・Paidy・代金引換など他の決済方法は引き続き利用可能。

なお、今回のインシデントに伴う被害状況は、次の通りです。

対象者 期間中にオンラインショップを利用したユーザー
期間 2018年9月28日~2019年3月20日
件数 220件
内訳 カード名義人名・カード番号・有効期限・セキュリティコード

参照「AKIBA-HOBBY」への不正アクセス発生についてのご報告とお詫び/株式会社イザナギ


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