情報流出による和解金が必要と騙す、特殊詐欺容疑で大学生を再逮捕|サイバーセキュリティ.com

情報流出による和解金が必要と騙す、特殊詐欺容疑で大学生を再逮捕



岩手県警一関署は2019年6月11日、大阪府府中市に住む大学生を詐欺の疑いで再逮捕したと明らかにしました。

当局によると、男子学生は高齢者相手の特殊詐欺の実行犯。既に別件の詐欺事件で起訴されていますが、仲間と共謀して高齢者住宅に電話をかけ、「あなたは個人情報を流出させた」など言及。和解金が必要として、現金数百万円をだまし取った疑いが持たれています。なお男子学生は、容疑の一部を否認しているとのこと。

情報流出をテーマにした詐欺

容疑者の手口は、県庁職員を騙り、高齢者宅に架電するという、ごく一般的な特殊詐欺行為の流れ。手口自体に、これといった工夫は見られません。

しかしこの事件の特徴は、「情報流出」をテーマにした詐欺行為であることです。既に特殊詐欺に対する認知度は十分に浸透しており、従来の「息子がトラブルを起こした」、「会社に迷惑をかけた」などの名目は、簡単には通用しません。

情報流出をテーマに据えた理由は不明ですが、サイバー攻撃が全国的に注目される傾向にある昨今、今後も増えることになりそうです。

参照「あなたは個人情報を流出させた」「逮捕される」詐欺の疑いで大学生再逮捕、一部否認/河北新聞


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