画像:平成30年度個人情報保護委員会年次報告/個人情報保護委員会より
個人情報保護委員会は2019年6月11日、2018年度の年次報告資料を公表しました。これによると、2018年4月1日~2019年3月31日の期間中に同委員会が報告を受けたインシデントは合計4,380件(委任・認定団体含む。直接受けたものは1,216件)。
これに対して同委員会は報告徴収 444 件、立入検査 32 件、指導・助言 238 件を実施したと明らかにしました。
大規模漏洩も29件確認される
同委員会は各インシデントの被害規模も公表しています。
これによると、インシデントの約92%は流出数500人以下と小規模。しかし50,001人以上の大規模流出は29件、5,001人~50,000人のインシデントも70件ほど確認され、大規模な流出が相次ぐ実情が浮き彫りとなりました。
各インシデントの流出件数は下記の通りです。
500人以下 | 501人~5,000人 | 5,001人~50,000人 | 50,001人 | 不明 |
---|---|---|---|---|
4,034件 | 189件 | 70件 | 29件 | 58件 |
参照平成30年度個人情報保護委員会年次報告/個人情報保護委員会