2018年2月26日、株式会社第四銀行は、新潟県内に本店を有する27の金融機関及び関連協会、新潟県警察本部などが協働し「新潟県金融機関サイバーセキュリティ情報連絡会」を設立したことを発表しました。
連絡会設立の意図は?
今回設立した「サイバーセキュリティ情報連絡会」では、定期的に情報交換会を開催し情報セキュリティに対する各組織の取り組みなどの情報を共有することで、新潟県内の金融機関におけるサイバーセキュリティ管理態勢の高度化を図るとしています。
中小金融機関がサイバー攻撃の対象に…
2017年10月に行われた日銀の調査では、2015年以降サイバー犯罪により業務に影響があったと答えた金融機関は全体の1割に上り、対応が不十分な実態が浮き彫りとなりました。
〈参照〉金融機関の半数「サイバー攻撃受けた」 1割強が業務影響|日銀調査/日本経済新聞
メガバンクではサイバーセキュリティの強化が進んではいますが、対策にかかるコストを捻出することが難しい地方の中小金融機関ではなかなか対策が進まない現状があります。
今回設立された情報連絡会などの活動を元に、できることから対策を始め、業界全体でセキュリティ対策の底上げを図ることが求められます。
〈参照〉「新潟県金融機関サイバーセキュリティ情報連絡会」設立について/第四銀行(現在は第四北越銀行)