大手SNSサービス「Twitter」の個人アカウントに対して、不正アクセスを行った札幌市に住む18才の男子大学生が、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕されました。
今回の逮捕の裏付けとなる証拠品は既に押収されており、パソコンのHDDはもちろん、男子大学生のものと思われる、複数のスマートフォン及びタブレットPCが並べられています。
手口はSNSを介したウイルス付きファイルか
警察の調査によると、逮捕された大学生は不正アクセス被害者である茨城県鉾田市に住む高校3年の男子生徒とSNSを利用してやり取りを続けており、その際にウイルス付きファイルを送信して、不正アクセスを行ったものと見られています。
なお、気になる動機についてですが、逮捕された大学生は警察の取り調べに対して、「自分の力を誇示したかった」「お金を稼ごうと思った」と述べているとのことです。
この手の動機によるサイバー犯罪は注目されつつあり、警察関係者は警戒を募らせています。
パソコン内に7,300件のIDが記録されていた
なお、操作の際に男子大学生のパソコンには他人のアカウントと思われる7,300件ものTwitterIDとパスワードが記録されており、波紋が広がっています。
警察の調査では男子大学生は今年3月頃にTwitterのログイン画面に似せたフィッシングサイトを作り、他人のIDやパスワードを盗取していたのではないかとのことです。警察の見解では今回の事件と関連した余罪があると見て、引き続き調査を進めています。
<参照>
ツイッターに不正アクセスの疑い、男子学生逮捕/Yahoo!ニュース