
熊本市の教育委員会は2025年4月3日、経済的な理由で支援を必要とする家庭を対象とした「高校等進学支援金」の申請者562人の個人情報が誤って市のホームページ上に掲載されていたことを発表しました。
誤掲載の原因は担当者の電子ファイルに対する認識不足によるものです。熊本市教委によると担当者は「高校等進学支援金」の認定に関する資料をホームページに公開する際、認定者の氏名などを黒塗りにしましたが、文字データの削除を失念したまま公開しました。これにより、特定の操作を行い文字データを抽出することで、第三者が支援金関係者の氏名や生年月日等、個人情報を閲覧・取得できる状態にありました。
熊本市教委によると、公開状態は2024年12月26日~2025年3月16日まで継続しました。誤掲載は2025年3月14日、市民からの指摘があり判明しました。熊本市教委は判明後、申請者に事情を説明し、謝罪の文書を発しました。
参照進学支援金申請した中学生の個人情報562人分が閲覧可能に 熊本市教委が発表|くまもと県民テレビ