他の職員らのパスワード類推し不正アクセス│鴨川市|サイバーセキュリティ.com

他の職員らのパスワード類推し不正アクセス│鴨川市



画像:鴨川市より引用

鴨川市(千葉)は2025年4月1日、鴨川市役所に所属する職員による個人情報への不正アクセスに伴う情報漏えいを発表しました。

鴨川市によると、不正アクセスを行ったのは水道課に所属する50代の男性職員です。問題の職員は、各職員のアカウント仮パスワードが職員コードから類推できる点に着目し合計12名のアカウントに不正アクセス。市のネットワークシステムから個人情報を含むデータを不正に取得し、自身の業務用パソコンや私物のUSBメモリにコピーしていました。

取得されたデータには、市が主催したイベント関連の市民382人分の個人情報や、職員903人分の氏名や住所等に加え、健診記録や病気休暇記録、懲戒処分情報などの人事管理情報です。鴨川市は2024年10月23日に不正アクセスの事実を把握。通報を受けた警察の捜査により判明しました。

鴨川市によると、公表時点で情報の不正利用や外部流出の形跡は確認されていません。市は引き続き警察の捜査に協力し、当該職員への厳正な処分を検討しています。なお、市は職員のパスワード管理体制を強化し、再発防止策として情報管理の徹底を図るとしています。

参照鴨川市が保有する情報に対する不正なアクセスについて|鴨川市

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