職員による虐待施設、今度は興味本位で障害者らの情報1,400件不正持ち出し|サイバーセキュリティ.com

職員による虐待施設、今度は興味本位で障害者らの情報1,400件不正持ち出し



画像:社会福祉法人三重県厚生事業団より引用

三重県の外郭団体である社会福祉法人三重県厚生事業団は2025年1月17日、運営する障害者施設「三重県いなば園」に所属する職員が園のサーバーに不正アクセスし、利用者や保護者らの個人情報約1,400件不正持ち出ししていたことが判明しました。

事業団によると、問題の職員は2022年8月と2023年5月の二度にわたり、利用者や保護者の氏名や住所、生年月日等の個人情報1,384件を無断でサーバーから持ち出していました。対象のサーバーは権限を持つ人物しかアクセスできない状態でしたが、職員は保守点検によりアクセス制限が緩和されている時期に情報の複製を行っていました。持ち出しは内部調査で判明し、職員は「興味本位だ」などと話しています。

問題となった、いなば園は、過去、職員による児童や利用者へ虐待が発覚し、正式に認定されている施設です。職員が首に手をかけ押さえつけたり、暴行を加えたりする行いが県により虐待と認定されています。また、女性入所者を居室から廊下に引きずり出したり、暴言を放ったことなども確認されています。

参照個人情報の漏洩について(お詫び)


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