アコムからの出向者、八十二銀行などの個人情報約10万6千件を誤漏えい|サイバーセキュリティ.com

アコムからの出向者、八十二銀行などの個人情報約10万6千件を誤漏えい



画像:株式会社八十二銀行より引用

株式会社八十二銀行と株式会社長野銀行は2024年10月16日、業務提携契約に関連して両社に出向していたアコム株式会社の従業員が、両社の保有する個人顧客の情報合計約10万6,000件をアコム社に漏えいしていたと発表しました。

八十二銀行と長野銀行は2026年1月に合併を予定しています。両社は準備として、長野銀行のカードローン商品Aを、アコム社が保証会社となっている八十二銀行のカードローン商品Bに移行するため、3社間で個人情報を適切に取り扱う「機密保持契約」を締結しました。

ところが契約締結後、八十二銀行に出向していたアコムの従業員が、長野銀行のカードローンAの契約者の個人情報もアコムに送信していたことが判明しました。送信には契約者の同意が必要ですが、従業員は機密保持契約締結により問題ないと誤認し、送信していたとのこと。また、アコム社の従業員はカードローンAの契約者以外の八十二銀行の契約者の情報もアコム社に誤送信していたことも判明しました。

八十二銀行は漏えいに関連し、内部管理態勢・情報管理体制の強化を発表。業務提携先の管理強化を図り、再発防止に努めるとしています。

参照業務提携契約先出向者による出向元への個人情報の漏えいについて


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