広島大学病院は2024年9月30日、広島大学大学院医系科学研究科に所属していた元教授が、患者の個人情報を漏えいした疑いがある旨、発表しました。
広島大学病院によると、問題の教授は業務上の地位を利用して大学病院患者の氏名や住所等を収集したのち、アンケートを発送したり、自身のクリニックへの紹介書面を郵送しました。広島大学病院では患者の個人情報を持ち出すことを禁止しており、元教授に患者情報や返送されたアンケートをを返却するよう依頼しましたが、教授側は「全て破棄した」と報告するに留めている状況です。
広島大学病院は現在、法令に基づく関係機関への報告や外部弁護士を委員に加えた調査会を設置するなど対応を進めている状況です。今後は調査会の結論を踏まえ、元教授に対する措置や再発防止策を、厳格に対処するとしています。
参照(お詫び)元教授による患者情報の目的外利用について/広島大学病院