【HDDデータ復元】認識しなくなった・故障したHDDのデータを復元する方法を解説|サイバーセキュリティ.com

【HDDデータ復元】認識しなくなった・故障したHDDのデータを復元する方法を解説

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※この記事は2024年9月に更新されています。

家族の思い出が詰まったデータが消えた」「仕事で使う重要なデータが見られなくなった

このようなトラブルが発生すると、HDDからデータを確認することができず、データを復元する必要があります。しかし、データ復元というのは日常的に実施する作業ではないため、どのように対処すればいいのかわからない方も多いと思います。

  • 突然データが消えてしまい、復元する方法を探している
  • 誤削除、フォーマットを行いデータを消してしまった
  • HDDを突然認識しなくなったから、データを復元できるか知りたい
  • そもそも自力で復旧できるのだろうか?

本記事では、他に上記のような疑問をお持ちの方に、データを復旧する一番確実な方法、今すぐ試せる対処方法、復元の際にしてはいけないことを解説します。

HDDデータ復元のポイント
  • データをより高い確率で復元したいのであれば「データ復旧業者」に依頼しましょう。
  • 初期対応でその後の復旧率が大きく変わるため、原因の特定は確実に行いましょう。
  • 編集部おすすめのデータ復旧業者は復旧率95.2%で診断・見積り無料の「デジタルデータリカバリー」です。

HDD故障の種類

HDDの故障症状は状態によって3つの障害に分類されます。

  • 論理障害
  • 物理障害
  • 接続不良

接続不良

外付けHDDが認識しない際に電源が入らない、ランプが点滅していない場合は電力供給に問題があることがあります。これは外付けHDD自体には問題がなく、出力機器への接続やコネクタ部分に破損が生じている可能性が高いです。この場合は以下を確認してください。

  • PCの電源コードがしっかり差し込まれているか
  • 外付けHDDに接続しているUSBケーブルが正常に接続されているか
  • PC自体が故障していないか

これらが原因の場合には、各部品を交換するだけで外付けHDDのデータが正常に確認できる可能性が高いです。

論理障害

論理障害とは、HDDのソフトウェア部分に故障が生じている状態です。HDDは起動するが、エラーが出るといった場合や、データの誤削除・初期化もこちらに該当します。症状例は以下の通りです。

  • 誤ってデータを削除・初期化してしまった
  • 誤操作によるデータ消去、初期化・フォーマット
  • ファイルシステムの破損 など

起動システムの破損などであれば、Windowsに内蔵されている修復ツールで対応できます。しかし、データの削除は話が別です。誤ってデータを削除した後、通電やコピーを行ったり、データ復元ソフトを利用したりすると、データの痕跡が上書きされてしまい、専門業者でも復旧できる確率が著しく低くなります。

確実にデータを復旧したい場合は、自力で対処せずに専門業者に相談することをおすすめします。業者を選ぶ方法は以下の記事で紹介しているので、是非参考にしてください。

物理障害

物理障害とは、HDD自体に物理的な故障が生じている状態です。HDDが起動・認識しなかったり、カチカチといった異音がする場合はこちらに該当します。エラーメッセージが出て認識できないなど、論理障害と物理障害どちらの可能性も考えられる症状もあります。物理障害が発生しているときの症状例は以下の通りです。

  • カチカチ、カタカタと異音がする
  • 焦げ臭いにおいがする
  • フォーマットが促される など

物理障害は自力で復旧することがほぼ不可能ですので、症状が発覚した時点で専門業者にすぐに依頼する必要があります。物理障害は、専門業者の中でも「クリーンルーム」などの無菌室でHDDを開封して作業する必要があるため、対応できる業者とできない業者があります。物理障害が発生した時は、復旧率が高くて物理障害に対応可能なデータ復旧業者に相談しましょう。

HDDのデータを復元する方法

HDDのデータを復元する方法は「データ復旧業者」と「データ復元ソフト」の大きく2種類です。2つの復元方法の特徴をまとめると、以下のようになります。

データ復旧業者 データ復元ソフト
対応できうる障害 ・論理障害(軽度~重度)
物理障害(軽度~重度)
※業者によって対応範囲は大きく異なる
軽度論理障害のみ
メリット データを復旧できる確率が高い(70~90%以上)
・業者によってはソフトより早く復旧できることがある
・物理障害や重度の論理障害にも対応している(業者による)
自力でデータ復元できる
・費用を抑えることができる
デメリット ・ソフトより費用が高くなることが多い
業者の技術力にばらつきがある
・物理障害に対応していない
・一定以上のリテラシーが必要で、復旧失敗するケースも多い
・ソフトによって機能制限がある

データ復元ソフトは自力でデータを復旧できる可能性があるツールで、無料版と有料版のソフトが存在します。基本的に軽度の論理障害(誤削除など)の復旧作業を行うことができます。

データ復旧業者は故障した記憶メディア(HDD、SSDなど)のデータを復旧する業者です。業者を利用する一番のメリットはデータを救出できる可能性が高いことです。業者にもよりますが、復旧率(復旧に成功した確率)が90%を超える業者もあります。

データを救出するために、まずは機器に障害が発生しているかどうかを正確に診断することが重要になります。機器の診断を正確に行うためには、データ復旧業者で診断してもらうのが一番です。無料で対応してもらえる業者もあるので、まずは相談してみましょう。論理障害と物理障害の違いは以下の記事で詳しく紹介しています。

症状が正確に診断できたうえで、復元方法を試しましょう。

データ復元ソフトを使用する

データ復元ソフト」とは、HDDの認識エラーや誤削除、ウイルスなどが原因でHDDからデータが消失、見られなくなった、読み込まなくなったときにデータの復元を試みることができるソフトウェアのことです。データ復元ソフトを使用する際は、HDD自体(部品)が故障しておらず、通常通り使える状態であることが前提です。

  • 軽度の論理障害が発生しているとき
  • 料金を安く抑えたい
  • 自力で復旧作業を行いたい

しかし、データ復元ソフトはデータ復旧業者と比較してデータ復旧率が低く、データを確実に復元できるとは限りません。さらに、誤った方法でソフトを利用してしまうことで、保存しているデータの状態が悪化し、最悪の場合二度とデータが取り出せなくなってしまう可能性があります。注意点は以下の記事で解説していますので、是非参考にしてください。

HDD復旧業者(データ復旧業者)に依頼する

データ復旧業者は、ファイル破損や誤操作によるデータ削除、HDDの物理的な破損でデータが見られない・消えた場合にデータの復旧サービスを行う業者です。

データ復元ソフトでは軽度の論理障害に対応できましたが、データ復旧業者は「重度の物理障害・論理障害」にも対応することが可能です。以下のような人はデータ復旧業者に相談することをおすすめします。

  • 家族の写真や仕事の資料など大切なデータを救出したい人
  • 最短でデータ復旧を行いたい人(1~2日以内)
  • 間違ってフォーマットを行った、HDDが認識しないなど障害が発生している人
  • 物理障害・論理障害(中・重度)が発生している人

データ復旧の成功確率はデータ復元ソフトと比べても高いことが特徴です。また、PCが壊れてデータが見られなくなった場合、HDDのデータを取り出したいときにも利用することができます。困ったときはまずデータ復旧業者に相談して復旧が可能かどうか診断してもらいましょう。

HDDのデータが必要ならデータ復旧業者に依頼するのがおすすめ

データ復元ソフトを使用すれば、自力での復旧作業が可能ですが、操作が難しいことに加え、データを消失してしまうリスクが大きいといえます。

  • 「復旧作業が難しそう…簡単に速く復旧する方法はないかな?」
  • 「データ復旧を自力で試したけど結局出来なかった」
  • 「なるべく早くデータ復旧したい」
  • 「経年劣化(物理障害)が原因でデータ復元ソフトでは対応できない」

このように考えている方は、データ復旧業者に相談することをおすすめします。業者選びで一番大事なことは、復旧技術(復旧率)の高さです。データ復旧業者は全国に100社以上存在しますが、技術力は大きく異なります。数ある業者の技術力を見極めた上で、編集部が特におすすめするデータ復旧サービスはこちらのデジタルデータリカバリーです。

デジタルデータリカバリー


公式HPデジタルデータリカバリー

14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
✔警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績

こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。20年以上データ復旧に携わり、累計の相談件数36万件以上、他社では復旧できなかった機器の相談件数も5,700件以上ある実績面で信頼のおける業者です。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、データ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

デジタルデータリカバリーの口コミ評価

デジタルデータリカバリーの口コミをTwitterで調査したところ、以下のような投稿がありました。

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい説明は公式サイトへ

デジタルデータリカバリーのサービスの特徴・評判などを徹底調査した記事はこちらです。

HDDの復旧費用の相場

軽度・重度の分類に関しては、各社によって独自の基準が設けられているようですが、症状によって以下のような基準になっているようです。また、論理障害か物理障害かの切り分けは、実際に診断してみないと分からないケースもあるようです。

軽度の障害 30,000円~数十万円
重度の障害 60,000円~数百万円

軽度障害の例

機器の障害が軽度の場合は必要な作業や設備が少ない分費用が抑えられる可能性があります。軽度障害の例は以下のようなものがあります。

  • HDD内のデータにアクセスできない
  • データが読み込めない
  • PCやHDDが起動しない
  • 経年劣化で不良セクタが発生している

これらは自力でも対処できる可能性があるため、市販のソフトを試しがちですが、しっかりと障害を見極めておかなければ状態が悪化してしまうことも考えられます。状態悪化して費用が増加しないように、軽度なうちにデータ復旧業者に相談して復旧できるようにしましょう。

重度障害の例

機器の障害が重度の場合は、復旧するのに必要な部品や設備、作業内容が増えるので、自力で復旧できず、費用も軽度の障害に比べて増加します。以下の障害の場合には、これ以上状態悪化する前にすぐに専門業者に相談しましょう。

  • データを誤って上書きした
  • 完全削除してしまった
  • 水没(水をかけた)、落下させてしまった
  • 異音・異臭がする
  • ファイル構造情報に問題がある
  • 一度復旧作業を行い、復旧不可と言われた(他社復旧不可)
  • マスターブートレコードが損傷している

会社によって対応できる症状に幅があり、部品交換が社内でできる業者もあれば、設備がなく部品交換ができない業者もあります。業者の技術力や設備規模によって、「軽度=かんたんに対応できる」と「重度=対応が難しい」の基準が変わるため、一概には言えない点を押さえておきましょう。

まずは無料の初期診断を受ける

データ復旧業者で相場・見積を知りたい場合には、初期診断を受けて症状を明確にすることが先決です。データ復旧が必要な機器は機器ごとに障害が発生しているため診断をしなければ復旧料金を割り出すことはできません。

業者によっては診断をする前から料金が決まっている格安一律料金の業者もありますが、これらの業者は復元ソフトを利用するだけだったり、簡易的な作業にしか対応していないため、あまりおすすめできません。

まずは技術レベルがしっかりしていて、無料で初期診断に対応している業者で、自分の機器に起きている障害を特定し、適性な費用・見積を把握しましょう。データ復旧業者の料金形態は以下の記事で紹介しています。

まとめ

データを復元したいときに試せる方法をご紹介しました。

HDDの直接の取り出しは、データ消失のリスクがあり、最悪の場合二度とデータを見ることができなくなってしまいます。

家族の写真や動画仕事で使う資料などなど、本当に大切なデータを保存している場合は「データ復旧業者」で無料診断を受診するとよいでしょう。

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