DrDos攻撃(Distributed Reflective Denial of Service)|サイバーセキュリティ.com

DrDos攻撃(Distributed Reflective Denial of Service)

DrDos攻撃(分散型リフレクションサービス拒否攻撃)は、攻撃者がリフレクター(反射器)として機能するサーバーを悪用し、標的に対して大量のトラフィックを送信するDDoS攻撃の一種です。リフレクターは、攻撃者が送信したリクエストを受け取り、それに応答するサーバーで、通常は標的を偽装したIPアドレスがリクエストに設定されています。その結果、リフレクターが応答を標的のIPアドレスに送信し、標的のネットワークに過負荷をかけ、サービス停止やネットワークの遅延を引き起こします。DrDos攻撃は、攻撃者が直接標的にトラフィックを送信するのではなく、リフレクターを介して攻撃を拡大させるため、リフレクター自体も被害者として関与することが多いです。対策として、ネットワーク管理者は、リフレクターとして悪用されないように、ネットワークデバイスやサーバーの設定を適切に行い、不要なサービスを無効にすることが重要です。また、DDoS防御ソリューションを導入し、異常なトラフィックの検出と緩和を行うことで、攻撃の影響を最小限に抑えることが求められます。さらに、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やクラウドプロバイダーと協力して、ネットワーク全体でDDoS攻撃に対する防御を強化することが推奨されます。


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