匿名情報のはずが個人情報を送信していた│東京しごと財団|サイバーセキュリティ.com

匿名情報のはずが個人情報を送信していた│東京しごと財団



画像:東京都より引用

東京都は2024年7月8日、シニア向け就職関連サービス「シニア中小企業サポート人材プログラム」などを展開する公益財団法人東京しごと財団において、再就職支援利用者56名の個人情報を、488社に誤送信したと発表しました。

東京都によると、東京しごと財団は2024年7月3日、支援利用者56名の情報を個人が特定できないよう匿名加工し、企業488社への送信を試みました。ところが送信後、実際に送信したファイルは匿名加工されておらず、氏名や年齢や性別が記入されたものであることが判明しました。

東京しごと財団は判明後、漏えい対象となった利用者に連絡を取り事情を説明しています。また、漏えい先である企業にも連絡し、個人情報の削除を依頼しているとのこと。ただし、公表時点でご送信先のうち2社と連絡が取れていない状況です。

東京都は今後、メール送信内容のダブルチェックの徹底や委託業務を含めた個人情報の適切な管理について注意喚起し、再発防止に取り組むと発表しました。

参照個人情報の漏えいについて


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