画像:三愛病院より引用
さいたま市の医療法人社団松弘会 三愛病院は2023年12月12日、同院の所属職員がサポート詐欺に遭い、情報流出の懸念が生じたと明らかにしました。
サポート詐欺とは、ウェブサイトなどでマルウェア感染や不正アクセスを警告し不安をあおり、ユーザーに「窓口」を提供する手口です。提供された窓口は遠隔操作や不正請求に必要な情報を聞き出す役割を担っており、被害に遭うと金銭請求や情報流出など複数の被害懸念を生み出します。
三愛病院の職員は2023年10月、サポート詐欺に遭いました。同院によると、詐欺は金銭の要求を目的としたものですが、職員が使用していたパソコンには過去の学会発表資料やレントゲン写真等のデータが記録されていたとのこと。公表時点で情報流出を裏付ける事実は確認されていませんが、同院は監督官庁に報告し、被漏えい者に謝罪しました。
同院は今後、電子媒体の管理強化や職員を対象にした研修会を実施。再発防止に努めるととしています。