画像:長野県より引用
長野県は2023年8月24日、県立高校の教諭がサポート詐欺にひっかかり、公用パソコンがマルウェアに感染し、児童らの個人情報が外部流出した可能性があると明らかにしました。
長野県によると教諭は2023年8月20日、自身の携帯電話に料金未払いの連絡を受けました。教諭が公用パソコンで受電した電話番号を検索したところ、マルウェア感染の警告画面と連絡先をセットで通知する、いわゆる「サポート詐欺」画面が表示されました。
教諭はその後、サポート詐欺の連絡先に自身から電話をかけました。話者の指示に従った結果、公用パソコンが遠隔操作される事態が発生。攻撃者にパソコンが乗っ取られた形となりました。
長野県が調査したところ、被害を受けた公用パソコンには県立高校の生徒や職員、外部指導者の個人情報が記録されていました。状況的に流出を完全には否定できないものの、ログなどからは流出を裏付ける事実は確認されていないとのこと。県は今後、関係先に謝罪するとともに、情報の適正な管理を徹底するとしています。