北海道大学病院、他院提供の患者178名の個人情報入りUSBメモリを紛失|サイバーセキュリティ.com

北海道大学病院、他院提供の患者178名の個人情報入りUSBメモリを紛失



画像:北海道大学病院より引用

北海道大学病院は2023年7月24日、同院の臨床検査技師が昭和大学病院から提供を受けた患者178名分の個人情報が記録されたUSBメモリを紛失したと明らかにしました。

説明によるとUSBメモリは2023年6月29日に確認されて以来、所在がわからなくなっており2023年7月3日、臨床検査技師が同院に報告したことにより判明しました。USBメモリに記録された個人情報は協同研究のために昭和大学病院から提供受けたもので、同院は機密情報を外部記録媒体に保存する際、指定区域外への持ち出しに誓約書などの条件を付けるほか暗号化処理などを求めていましたが、事案においてはどちらも実施されていなかったことがわかっています。

同院は紛失判明後、学内各所を捜索し警察に遺失届を提出しました。

しかしながら、公表時点で発見に至っていないとのこと。USBメモリには昭和大学病院の患者178名の氏名や生年月日、年齢や診断名が記録されており、同院は対象となる患者らに謝罪および説明文を発しました。

同院は今後、全教職員に対し、個人情報を記録した電子媒体の適切な管理、紛失による漏えいリスクなどをテーマにしたセキュリティ講習会、情報管理ガイドラインに基づく適正な管理などを求めると発表。再発防止に努める考えを明かしました。

参照北海道大学病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について/北海道大学病院


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