元勤務先の社内データを削除か、30代元システム管理担当者が逮捕|サイバーセキュリティ.com

元勤務先の社内データを削除か、30代元システム管理担当者が逮捕



警察庁サイバー犯罪対策課は2023年1月24日、退職した勤務先のネットワークに不正アクセスを仕掛け大量の業務データを破壊した疑いで、埼玉県上尾市の30代男性を逮捕しました。

情報によると、男性は2022年6月4日、以前勤務していた電気計器メーカーの社内ネットワークやクラウドストレージに不正侵入し、サーバーデータを削除した疑いがあるとのこと。手口は同僚や上司の認証情報を利用したもので、男性は在職中にシステム管理担当として得た情報を退職後に不正利用し、業務用パソコンを遠隔操作していたものと見られています。

同社では2022年3月~6月にかけ、人事や技術、顧客情報などが突如削除される被害が続き、データ復旧に約660万円を要するなどしており、警察に相談していました。調べによると、同社の社内ネットワークには男性パソコンによるアクセス履歴が残っており、関与が疑われる状況とのこと。男性は2021年に人間関係の悪化を理由に同社を退職しており、怨恨が犯行動機と見られています。

なお、男性は警察の調べに対し「自分はやっていない」と供述。容疑を否認しているとのことです。

参照元勤務先データ削除疑い 不正アクセスか、男逮捕 警視庁/産経新聞社


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