福岡県警は2022年9月8日、暴力団組長らの知人に対して捜査情報を不正に漏洩した疑いで起訴された30代巡査長を懲戒免職処分にしました。
情報によると、問題の巡査長は業務上取得した他人の逮捕情報などを暴力団組長ら4名に不正に提供した疑いがあるとのこと。また、巡査長はこのうち2名について、数十万円の金銭を借財したほか、飲食代を支払ってもらうなどの関係にあり、これが漏えいに繋がった可能性が疑われています。
警察の取調べに対して巡査長は、信頼を得て金を借りたいと思っていたと動機について話したうえで、県民の信頼を裏切る行動をとったと謝罪しています。警察は巡査長を懲戒免職処分としましたが、公表時点で漏えいにより他者に危害が及んだり、捜査に支障が出たと見られる状況にはないとしています。