画像:東京都公立大学法人・東京都立大学より引用
東京都公立大学法人・東京都立大学は2022年5月16日、同大に所属する教員が学生89名の個人情報が記録されたUSBメモリを紛失していたと明らかにしました。
紛失したのは法学部に所属する教員で、2022年5月13日、当該教員から紛失について報告を受けたとのこと。教員によると、USBメモリを最後に確認したのは2022年4月26日のことで、2022年5月2日に気付いたとのことです。
発覚後、USBメモリ発見のため教員の自宅や通勤経路、大学構内などを捜索しましたが、公表時点で発見に至っていません。大学は遺失と判断し、警察に遺失物届出を行いました。
紛失時のリスク対策が抜け落ちか
東京都立大学によると、紛失したUSBメモリには教員が担当している科目を受講している学生89名の個人情報(所属、学年、学修番号、氏名、 メールアドレス等)が記録されていました。
USBメモリにはセキュリティロック等の対策は施されておらず、公表時点で発見に至っていないため、情報流出の可能性は否めない状況です。ただし、大学による公表時点で対象情報が流出した形跡は認められていません。
なお、同大学は紛失に伴い、対象となる学生に事情を説明し謝罪。今後は情報媒体の取扱を見直すとともに、全教職員に注意喚起を行うなどして、再発防止に努めるとしています。
参照東京都立大学における個人情報を含む USB メモリの紛失について/東京都公立大学法人・東京都立大学