画像:日本トータルテレマーケティング株式会社より引用
日本トータルテレマーケティング株式会社は2022年3月4日、同社のメールサーバーから社内外のメールアドレスやメール情報が流出した可能性があり、従業員を名乗るなりすましメールが確認されたと明らかにしました。
説明によれば、不審メールが確認されたのは2022年2月25日のことで、同社が調査を実施したところ、同社メールサーバーから情報が流出した可能性が判明したとのこと。同社は原因について、Emotetの可能性を公表しています。
なお、同社は被害を受けメールパスワードを変更するなどの措置を講じましたが、流出した情報を回収する術はなく、今後しばらく、なりすましメールが発生するとの見方を明かしました。
不審メール、Emotetと重なる特徴
日本トータルテレマーケティングによれば、確認されたなりすましメールはいずれも同社メールサーバーを介さず、攻撃者のアドレスにより送信されています。
したがって、攻撃に使用されるメールは同社が用いる正規のアドレス「*****@ntm.co.jp」と異なるもので、アドレス欄を確認することで識別が可能とのこと。
このため、同社はURLや添付ファイルに注意するよう呼び掛けるとともに、アドレス欄にも注視し、同社のものと異なるものであれば、たとえ同社従業員を名乗るメールであっても削除するよう呼びかけています。
参照不審メールに関するお詫びとお知らせ/日本トータルテレマーケティング株式会社