NINS職員が車上荒らし被害、ポリシー違反のパソコン1台盗まれる|サイバーセキュリティ.com

NINS職員が車上荒らし被害、ポリシー違反のパソコン1台盗まれる



画像:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構より引用

国立天文台や核融合科学研究所などで構成される大学共同利用機関法人自然科学研究機構(NINS)は2021年12月23日、チリ共和国にて国立天文台職員が車上荒らし被害に受け、職員や使用していたノートパソコンが盗まれたと明らかにしました。

NINSによれば、車上荒らしが発生したのは2021年10月21日のことで、ノーパソコンには研究者6名の履歴情報やアルマ望遠鏡チリ観測所職員15名の緊急連絡先、電子メールでーた 約31,600件などが記録されていました。

このためNINSは事案発生後、ノートパソコンを使用していた職員のメールアクセス権を無効化するなど対策を実施。しかし、盗まれたパソコンはNINSの情報運用体制に反してパスワード設定などがされておらず、情報流出の可能性があるとしています。

セキュリティポリシー遵守を徹底

発表によれば、NINSは情報流出による被害が想定される職員らに対し、既に連絡を取っています。ただし、流出したメールデータについては確認が完了しておらず、調査後に連絡を取るとのこと。

記事発表時点で流出情報を悪用したと見られる事例は確認されていません。

なお、NINSは盗まれた端末がセキュリティロックされていない点を考慮して、今後は機構が定めた情報セキュリティポリシーが守られるよう、教育・啓発するとしています。

参照個人情報が含まれたノートPCの盗難による紛失について(チリ共和国にて発生)/大学共同利用機関法人 自然科学研究機構


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