広島大学研究室で県大病院患者情報含むパソコン盗難|サイバーセキュリティ.com

広島大学研究室で県大病院患者情報含むパソコン盗難



画像:広島大学より引用

広島大学は2021年12月10日、過去同大学病院や広島県立大学を受診した患者の個人情報を含むパソコンが何者かに盗まれたと明らかにしました。

広島大学によると、盗まれたパソコンは同院に所属する医師が研究室内で使用していたもので、2021年11月12日の退勤後から行方がわからなくなっています。事態が明らかになったのは2021年11月15日のことで、医師や大学関係者が捜索したものの発見に至っていません。

なお、広島大学はパソコンの紛失について、盗難の可能性が高いと判断。警察に被害届を提出し現場検証を受けています。

県立大学病院の患者情報も記録確認

広島大学によると、所在がわからなくなっているパソコンには、過去同院や広島県立大学を受診した患者19名の手術記録や26名の手術関連資料が記録されており、重複分含め合計40名の情報について流出の可能性が生じています。

同院によると、パソコンを使用していた医師は過去広島県立大学に所属していたため、県大病院の患者情報が含まれていました。ただし、パソコンにはパスワードロックがかかっており、また、発覚後大学側がリモートロックをかけるなどの措置を講じるなど流出対策を取っているとのことです。

なお、同大学は今後、大学病院の院内および研究室内の施錠を徹底し、機密性の高いデータは暗号化措置を講じるとしています。

参照(お詫び)個人情報を含むパソコンの盗難について/広島大学


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