画像:国立環境研究所より引用
国立研究開発法人・国立環境研究所(NIES)は2021年6月11日、NIESが契約するクラウド型メールサービスにおける職員のアカウントが不正ログインを受けたことにより、アカウント内に記録されるメールアドレスが外部流出した可能性があると明らかにしました。
NIESによると、不正ログインが発生したのは2021年5月20日~2021年6月7日にかけてのことで、攻撃者はアカウントに記録されている内外の複数の関係者メールアドレスなどのデータを盗み取り、不審メールを送信しているとのこと。
NIESは2021年6月8日に事態を把握しパスワードの変更措置を講じたところ、不正ログインは止まりました。NIESは今後、引き続き調査を進めるとしています。
既に流出した情報は取り戻せない
NIESは不正ログインの発生後、パスワードの変更措置を講じることで不正アクセスの発生自体は止めることができました。
しかし、NIESは不正ログインの発生に伴い、攻撃者にアカウント内に記録されているメールの内容が漏えいしたとの認識を発表。流出情報を悪用した形の不審メールは、今後も続く可能性があるとの認識をしています。
なお、NIESは今後、職員に対し情報セキュリティ教育を徹底すると発表。さらにシステム的にも対策を講じるとしています。
参照国立環境研究所契約のメールサービスへの不正ログインについて