慶応義塾大学、予約システム脆弱性で学生らの情報6,507 件流出の可能性|サイバーセキュリティ.com

慶応義塾大学、予約システム脆弱性で学生らの情報6,507 件流出の可能性



画像:慶応義塾大学より引用

慶応義塾大学は2021年5月7日、同大学湘南藤沢キャンパスにて運用する一部システムが何者かのサイバー攻撃を受けたことにより、一部学生や教職員らの氏名や電話番号などの情報6,507 件が外部流出した可能性があると明らかにしました。

攻撃を受けたのは湘南藤沢キャンパスの大学院棟会議室予約システム(以下:予約システム)で、原因はシステムに内在していた脆弱性によるものです。

同大学によると2021年4月14日、予約システムのページの表示が乱れる不具合が発生したため、大学側が調査を実施。結果、原因は外部からのサイバー攻撃によるもので、過去にも同様の攻撃を受けていた事実が判明したとのこと。また、攻撃者は過去に予約システムを利用し会議場を予約した学生らの個人情報を閲覧した可能性もあり、情報流出の懸念が生じたとしています。

サービスを停止し、被害可能性のある対象者に個別連絡

慶応義塾大学によると、同大学では不正アクセスの発生に伴い、予約システムのサービスの停止した上で、情報流出の影響を受けた可能性のある学生らについて個別に連絡を取っています。

記事発表時点で流出可能性のある情報を悪用したと見られる二次被害などは確認されていないとのこと。

同大学は今後の再発防止策として、ウェブアプリケーションの脆弱性チェック体制を強化すると発表しています。

参照大学院棟会議室予約システムへの不正アクセスによる個人情報漏洩について(お詫び)


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