画像:日本生命保険相互会社
日本生命保険相互会社は2021年2月18日、同社が契約者向けに提供している「ずっともっとサービス」におけるポイントサービスについて、所属する従業員が契約者のポイントを不正利用した事実が確認されたと明らかにしました。
同社が公表したところによると、問題の従業員は神奈川県に勤務する30代の男性営業職員で、2018年~2020年にかけて自身の顧客127名のポイント約35万円分を不正にアマゾンギフトコードに交換するなどしていたとのこと。
これを受け、同社は不正利用されたすべてのポイントを補填すると決定。被害者らに向け、謝罪対応を取ったとしています。
コンプライアンスの徹底とシステム面のセキュリティ強化を検討
日本生命保険相互会社は今回の事案を受け、コンプライアンス教育の徹底を再発防止策として掲げています。今回の事案はいわば「内部不正」にあたるため、従業員教育を徹底することで情報流出を防ぐ狙いがあるものと見られます。
また、同社はポイントサービスに関連するシステム上のセキュリティを見直す方策も掲げています。今回の不正利用はオンラインサイトを介して行われたもののため、認証機能を強化するなど、不正利用をシステム面から防ぐ方法を検討するものと見られます。