保険代理店から病歴情報流出の可能性、システム上の脆弱性見つかる|サイバーセキュリティ.com

保険代理店から病歴情報流出の可能性、システム上の脆弱性見つかる



画像:株式会社ライフィより引用

三井住友生命などの保険代理店業務を営む株式会社ライフィは2020年10月29日、同社のサイトに対する第三者からのサイバー攻撃が発生し、同社が保有する顧客データベースから個人情報が流出した可能性があると明らかにしました。

発表によると、同社は2020年10月13日、同社がデータを管理するシステムに対するサイバー攻撃の可能性を把握。同社はこれを調査するためシステムを外部アクセスから遮断した上で確認を進めたところ、セキュリティ上の脆弱性が表出。記事発表時点では詳しい手口を不明としながら、保有情報が盗み取られた可能性が判明したとしています。

病歴などの情報も流出か

ライフィ社は現在、第三者機関を通じて詳しい手口や流出情報の特定を進めている状況です。すでに情報流出の可能性やセキュリティ上の脆弱性などが見つかっているものの詳細が判明しておらず、調べているものと見られます。

なお、流出情報の内訳については、記事発表時点ですでに公開されています。同社によると、氏名や住所・電話番号などの基礎情報の他に、病歴など保険審査業務に影響するセンシティブ情報についても流出した可能性があるとのこと。同社は影響可能性の大きさから今後、詳細が判明次第改めて公開するとの立場をとっています。

参照弊社のサイトを通じた不正アクセスによる個人情報流出の可能性に関するお詫びとお知らせ/株式会社ライフィ


SNSでもご購読できます。