行事予定など撮影し同僚に流出、茨城県警の女性警官が訓戒処分|サイバーセキュリティ.com

行事予定など撮影し同僚に流出、茨城県警の女性警官が訓戒処分



茨城県警は2020年10月、捜査情報の流出を防ぐための内部規定に違反した疑いで、20代の女性巡査に訓戒処分を下したと明らかにしました。

県警が公開した情報によると、女性警官は私物のスマートフォンを利用して部署内の行事予定表や捜査情報に関する書類を撮影。これを通信アプリ「LINE(ライン)」を利用して、同僚に送信するなどしていたとのことです。

女性警官が流出した相手は同僚で、情報が外部に流出した形跡は確認されていませんが、茨城県警では内部情報などのデータを個人用デバイスに記録する行為を禁じており、女性警官はこれに違反したものと見られます。

女性警官「同僚への送信は問題ないと思った」

女性警官は流出行為に及んだ理由として、「内部情報だが、同僚なので問題ないだろうと思っていた」との認識を示しています。

行事予定などの情報は慣習的に組織内でまた聞きのような形で伝達するケースが少なくないため、女性側がこのような認識を有していたとしても、(警察組織という点を差し引いても)大きな違和感はありません。

ただし、茨城県警の発表では女性警官は行事予定表の他に、捜査情報も流出させていた疑いがあるとのこと。こうした点も、処分に影響したものと見られます。

参照20代女性巡査、私有スマホで県警内部書類撮影…同僚にライン送信


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