プレゼント応募者2,491名の情報記録したUSBメモリ紛失、暗号化処理で情報流出の可能性は低いか|サイバーセキュリティ.com

プレゼント応募者2,491名の情報記録したUSBメモリ紛失、暗号化処理で情報流出の可能性は低いか



画像:関西テレビ放送株式会社より引用

近畿エリアを中心に放送事業を展開する関西テレビ放送株式会社は2020年9月30日、番組視聴者プレゼントの一部応募者2,491名の個人情報を記録したUSBメモリを紛失した可能性があると明らかにしました。

発表によれば、問題のUSBメモリは同社が番組制作を委託している関係会社の株式会社メディアプルポが管理・運用されていたものです。ところが、プルポ社は2020年6月27日に事務所移転のため引っ越ししており、作業中に紛失した可能性があるとのこと。関西テレビ社が定期的に実施している外部記憶媒体の所在確認作業の過程で、問題のUSBメモリの紛失が発覚したとしています。

なお、事態を把握した同社およびメディアプルポは関係各所を捜索しています。しかし、記事発表時点で発見には至らず、被害者らに謝罪しています。

内部情報は暗号化

関西テレビによれば、USBメモリの内部には同社が放送する「モモコのOH!ソレ!み~よ!」の視聴者プレゼント企画に応募した一部応募者の情報です。

対象者は2009年9月12日~2020年6月13日の放送に応募した視聴者で、USBメモリの内部には「氏名、住所、電話番号」が記録されていましたが、関西テレビではハードウェア暗号化機能を利用し、閲覧にも複数の手順を必要とする対策を取っているため、情報流出の可能性は低いとのこと。

同社は今後の再発防止策として、プルポ社で情報運用体制の徹底を周知するなど、対策を進めるとしています。

参照USBメモリ紛失に関するお詫びとご報告


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