スマートウォッチのガーミンが不正アクセス被害でシステム障害|サイバーセキュリティ.com

スマートウォッチのガーミンが不正アクセス被害でシステム障害



画像:ガーミン
スマートウォッチ開発などを手掛ける米国企業のガーミンは2020年7月28日までに、外部からのサイバー攻撃が発生し、同社が提供する複数のサービスがシステムダウンしたと明らかにしました。
同社によると2020年7月23日、サイバー攻撃を仕掛けた犯人が同社が保有する複数システムに侵入し、データを暗号化することで障害を発生させたとのこと。
攻撃の影響は同社が提供するスマートウォッチ向けのアプリケーションやカスタマーサポート、社内でのコミュニケーションシステムなど多岐に及び、同社が復旧を進めているものの、記事発表時点で一部サービスが停止中との見解を示しています。

情報流出は確認されず、数日後に復旧か

近年のサイバー攻撃の多くは、個人情報や企業機密の奪取など、情報資産を目的に行われるケースが増えています。スマートウォッチはユーザーの行動を逐一チェックするツールのため、万一情報が流出した場合の被害は甚大です。
しかし幸いなことに、ガーミン社は情報流出について、「アクティビティ、決済、そのほか個人情報を含むいかなるお客様のデータに対して、外部からのアクセス、消失、盗難が起きた形跡は確認されておりません」と被害発生を否定しています。
また、現在はシステムの復旧に向けて作業を進めており、数日中にも通常のオペレーションに復帰するとの認識を示しました。
参照ガーミン


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