海上保安庁は2020年7月2日、NTTコミュニケーションズで発生した不正アクセスによる情報流出問題で、これまで調査中とされてきた同庁が保有する通信回線機器の工事情報について、流出が明らかになったと発表しました。
同庁によると2020年6月26日、NTTコミュケーションズから該当事案に関する連絡を受けて発覚。機密性の高い情報の流出は確認されていないが、NTT側が引き続き調査を進める方針とのことです。
海外拠点サーバーから侵入される
NTTコミュニケーションズは2020年5月28日、同社サーバーに関する不正アクセスが確認されたとして、公式ウェブサイトで情報流出の可能性を発表しています。
これまでの調査により、攻撃の手は海外サーバーを通じて法人向け工事情報を管理するサーバーなどに及んだと見られ、政府や企業など621団体に影響が及んだ可能性が指摘されていました。
参照海保の通信工事情報なども流出か、NTTコムへの不正アクセスで/日経クロステック
参照海上保安庁の通信機器でも流出 NTTコム、サイバー攻撃/高知新聞