大分県別府市は2020年5月22日、新型コロナウイルスの蔓延に伴い決定された特別定額給付金に関連して、市民2名の住民基本台帳画面のコピーを印刷したものを、紛失したと明らかにしました。
市によれば2020年5月1日、別府市立総合体育館にて市民ら2名から「住民基本台帳に記載されている住所と現住所が異なるため、(特別定額給付金の)申請書類を現住所に送ってほしい」と記載した手紙を受領。職員らは住民票を確認後に職員内で回覧するため、台帳データ画面を印刷したものをコピーし、机の上に置いたところ、いつのまにか紛失したと説明しています。
台帳データに流出の可能性
別府市によれば、職員が印刷した台帳画面は、住所や氏名、年齢に生年月日など、複数の個人情報が記録されていました。
記事発表時点で流出情報の悪用は確認されていませんが、担当者らは被害住民らに謝罪し、給付金の支給手続きを進めたとのこと。なお、別府市では今後、台帳画面のコピーはせず、再発防止につなげる考えを示しています。
参照10万円給付の処理中、個人情報2人分紛失 大分・別府/Yahoo!ニュース