宇宙からの不正アクセスは事実無根、NASA所属宇宙飛行士に無罪判決|サイバーセキュリティ.com

宇宙からの不正アクセスは事実無根、NASA所属宇宙飛行士に無罪判決



宇宙からの不正アクセスで騒がれた不正アクセス事件に、”事実無根”の判決が下りました。

米国大手メディアCNNは2020年4月6日、米国宇宙飛行士のアン・マクレイン氏による国際宇宙ステーションからの不正アクセスについて、テキサス州のヒューストン連邦大陪審が無罪決定を報じました。

事件の主な争点は、マクレイン氏らが共有していた銀行口座の開設時期と、アクセス権の変更時期にまつわるものでしたが、いずれもパートナー側の訴えは事実に反している内容と判明。マクレイン氏の無罪が確定するとともに、虚偽内容を申立てた疑いで、元パートナーが起訴される顛末を辿りました。

「宇宙犯罪」で注目を集めたが…

マクレイン氏をめぐっては、元パートナーが「マクレイン氏と2018年9月に開設した共有銀行口座について、同氏が宇宙飛行中(2018年末~2019年6月)にアクセス権を変更する不正アクセスを仕掛けた」と訴えたことにより成立した事件です。

ところが、米国裁判所が事件の証拠を精査したところ、パートナー側が訴える共有講座は2018年9月ではなく4月に開設されたもので、さらに2019年1月に至るまで、アクセス権の変更はなかったものと判明しました。

同氏の訴えが事実であれば、マクレイン氏は史上初の「宇宙犯罪者」になるところで、各メディアから多くの注目を集めていました。

参照国際宇宙ステーションからの「宇宙犯罪」はなかった。NASA宇宙飛行士への告訴取り下げ/Yahoo!ニュース


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