画像:不正アクセスによるフィッシングメールの送信に関するお詫びについて/国立大学法人お茶の水女子大学より
国立大学法人お茶の水女子大学は2020年1月28日、同大学の研究室で使用していたサーバーが何者かの不正アクセスで乗っ取られ、合計308万6,870件のフィッシングメールを外部送信していたと明らかにしました。
同大学によるとインシデントは2019年11月28日、外部から「フィッシングメールが送信されている」と指摘が入り発覚。ネットワークを遮断し調査を進めたところ、メールアカウントが2019年11月4日~2019年11月28日の間、海外からの不正アクセスによりフィッシングメールの踏み台にされていた事象が確認されました。
安易なパスワード設定が確認される
お茶の水女子大学は今回のインシデント発生原因として、「サーバーに安易なパスワードが設定されていた」と指摘しています。問題のサーバーは11月上旬に公開したものですが、被害アカウントは安易なパスワード設定であったことが判明しているとのこと。攻撃者が利用した可能性があると見ています。
なお、大学は被害者らに謝罪を表明しています。記事発表時点で情報流出は確認されていませんが、今後も必要対応を取る方針です。
参照不正アクセスによるフィッシングメールの送信に関するお詫びについて/国立大学法人お茶の水女子大学