画像:都議会におけるメールアカウントの不正使用による迷惑メールの送信について/東京都議会より
東京都議会は2019年12月5日、東京都議の大山とも子議員のメールアカウントが何者かのサイバー攻撃を受け、不正メールを発信していると明らかにしました。
事案は2019年12月5日、議会局のメールを管理する通信会社から「大山議員のメールが不正利用されている」と通知が入ったことにより発覚。議会局が内部調査を進めたところ、不正メールは2019年12月3日~4日にかけて複数回送信されたと確認され、受信者らに注意を呼び掛けている状況です。
訴訟を武器し「非公式」による和解を促す
確認されている不正メールの内容は、訴訟を武器にし和解を求める内容です。
攻撃者は大山議員のメールアカウントを利用して「ウイリアム・ブルジョワ」を自称。本文中にて「あなたが提供した食べ物で妻が食中毒になった。弁護士と協議を進め訴訟の準備をしているが、非公式での和解を望んでいる」といった内容のメールを送信していたことが確認されています。本文中にはWord形式のファイルも添付されています。
記事発表時点で被害事例は確認されていません。また、大山議員の端末もセキュリティチェックを完了し、現在は正常に稼働しているとのことです。
参照都議会におけるメールアカウントの不正使用による迷惑メールの送信について/東京都議会