クレカ情報210件の流出を確認、さらに4万件超流出の可能性も│株式会社おもちゃ箱|サイバーセキュリティ.com

クレカ情報210件の流出を確認、さらに4万件超流出の可能性も│株式会社おもちゃ箱



画像:「omochabakoWEBSTORE」への不正アクセス発生についてのご報告とお詫び/株式会社おもちゃ箱より

株式会社おもちゃ箱は2019年8月6日、同社オンラインショップ「omochabakoWEBSTORE」が何者かの不正アクセスを受け、クレジットカード情報210件に流出の証跡が発生したうえに、4万233件のカード情報にも流出の懸念が生じたと明らかにしました。

同社によると、不正アクセスの原因はシステムの脆弱性を利用した、第三者による決済アプリケーションの改ざん行為。同社は自社でクレジットカード情報を保有しないように配慮していましたが、攻撃者は決済アプリケーションに改ざんを加え、登録情報を盗み続けていた可能性があるとのことです。

事案の流れは?

おもちゃ箱社は決済代行会社より、「カード情報流出の懸念」について連絡を受け、インシデントを把握したとしています。

連絡を受けた同社は2019年3月11日、被害拡大防止のためにオンラインショップでのカード決済機能の停止を決定。その後、カード会社に不正利用の防止を目的としたモニタリング調査などを要請したほか、第三者調査機関による調査を依頼しています。

もっとも、同社がインシデントを公開したのは2019年8月6日のことです。同社は事案の公開が遅れた点について、「混乱を避けるため」と説明。第三者調査機関が調査を終え、被害状況などの全容が明らかになるのを待っていたものと見られます。

被害状況の内訳は?

おもちゃ箱社より明かされたインシデントの被害状況は、下記の通りです。

期間 2019年1月31日~2019年3月8日
件数 210件
内訳 カード会員名
クレジットカード番号
セキュリティコード
有効期限

流出した証跡は確認できないが懸念される情報については下記の通りです。

期間 2016年2月3日~2019年3月11日
件数 4万233件

なお、同社は今後、再発防止に向けて必要なセキュリティ対策などを進めていくと発表。影響を受けた可能性のある利用者らには、別途メールで連絡するとしています。

参照「omochabakoWEBSTORE」への不正アクセス発生についてのご報告とお詫び/株式会社おもちゃ箱


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