画像:不正アクセスによるスパムメールの送信および個人情報漏洩の可能性について/お茶の水女子大学より
お茶の水女子大学は2019年7月1日、所属教員1名のメールアカウントが何者かの不正アクセスを受け、乗っ取られたと明らかにしました。
犯人と思われる人物は奪ったメールアカウントを利用し、合計2,215件のスパムメールを送信。さらにメールボックス内を閲覧し、学内外の関係者に向けて送付されたメール361件を、不正に読み取った可能性があるとしています。
踏み台にされたか
同大学は2019年6月3日、教員からシステム担当者に「送信した覚えのないメールが届く」と連絡があり、インシデントが明らかになったとしています。
連絡を受けたシステム担当者が調査を進めたところ、2019年5月29日~6月3日の期間中に、問題のメールアカウントが海外から不正アクセスを受けたと思われる痕跡を確認。同アカウントがスパムメール送信の踏み台にされていた事実が浮上しました。システム担当者はこれを受け、教職員のアカウントを直ちに停止しました。
被害の内訳は?
お茶の水女子大学は、今回の不正アクセスにより下記の被害が出たとしています。
送信されたスパムメールの数 | 2,215件 |
攻撃者に閲覧された可能性のあるメール件数 | 学内関係者245件 学外関係者116件 |
攻撃者に閲覧された可能性のあるメール件数うち、個人情報が含まれていたものについては下記の通りです。
- 学内教職員の氏名、所属、メールアドレス(一部、電話番号等の情報含む)62件
- 学内学生の氏名、所属、メールアドレス(一部、電話番号等の情報含む)88件
- 学外者の氏名、所属、メールアドレス(一部、電話番号等の情報含む)77件
参照不正アクセスによるスパムメールの送信および個人情報漏洩の可能性について/お茶の水女子大学