画像:朝日新聞社より
朝日新聞広報部は2018年11月13日、約1,900名分の個人情報が含んだノートパソコン1台を同社社員が紛失していた件について、ノートパソコンが無事回収されたことを明らかにしました。
情報流出に伴う二次被害が警戒されていましたが、同社が調査をしたところ、不正アクセスの痕跡も確認されなかったとしています。
事案の経緯は?
ノートパソコンは2018年11月6日、朝日新聞の社員が都内の電車内に鞄を置き忘れたことにより発生しました。
朝日新聞によると、パソコンの中には2018年11月9日に東京都内で実施された、「朝日新聞×ニューヨーク・タイムズ提携90周年記念シンポジウム」への参加申込者約1,900件分が含まれていたとのこと。
また紛失した鞄には朝日新聞の社員証や腕章も含まれており、悪用のリスクがあることから、同社は警察など関係機関への届け出を行っていました。
不正アクセスの痕跡は確認されず
紛失したノートパソコンは2018年11月13日に、駅員が発見。警視庁を通じて朝日新聞に連絡が入り、発見が明らかになりました。
朝日新聞はノートパソコンを回収後に、セキュリティー部門によるパソコンデータの検証を実施しましたが、「不正アクセスの痕跡は確認されなかった」とのこと。情報流出による二次被害の発生など、最悪のシナリオは回避されたものと見られています。