
画像:KrebsonSecurityより
複数の米国州政府はこのほど「差出人不明のCDを受け取った」と報道機関を通じて発表を行いました。
情報によると、中身はMicrosoftのWord文章に偽装された悪意のあるマルウェアだったとのこと。いずれの封筒にも中国の消印が付いていたとのことです。
好奇心を煽られないよう注意喚起
今回の事案は米国州政府をターゲットにしたものですが、幸い現在のところ、CDを挿入して被害が生じた事例は確認されていません。
ただし、今回のサイバー攻撃は「郵便物」と言う、好奇心を刺激する作りになっています。法人や個人向けのサイバー攻撃に転用された場合では、騙されてしまう方が出てしまうかもしれません。既にセキュリティ企業を中心として、各方面で注意喚起が行われています。
今後更に拡大する可能性も
なお、今回の攻撃は標的型攻撃にも応用が可能な事例です。
例えば、顧客企業や従業員を名乗って郵送でCDを送信したり、普段取引している事務用品販売会社などを偽って大量のUSBメモリーを発送することもできるでしょう。
いずれにせよ、サイバー攻撃は日々進化を遂げ、巧妙化を続けています。あらゆるパターンを想定し、被害を受けないよう身構える姿勢が大切です。
参照State Govts. Warned of Malware-Laden CD Sent Via Snail Mail from China/KrebsonSecurity
無料のWEBセキュリティ診断が可能!

書籍「情報漏洩対策のキホン」プレゼント

当サイトへの会員登録で、下記内容の書籍「情報漏洩対策のキホン」3000円相当PDFプレゼント
(実際にAmazonで売られている書籍のPDF版を無料プレゼント:中小企業向け|大企業向け)
下記は中小企業向けの目次になります。
- 1.はじめに
- 2.あなたの会社の情報が漏洩したら?
- 3.正しく恐れるべき脅威トップ5を事例付きで
- 3-1.ランサムウェアによる被害
- 3-2.標的型攻撃による機密情報の窃取
- 3-3.テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃
- 3-4.サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 3-5.ビジネスメール詐欺による金銭被害
- 3-6.内部不正による情報漏洩
- 4.情報漏洩事件・被害事例一覧
- 5.高度化するサイバー犯罪
- 5-1.ランサムウェア✕標的型攻撃のあわせ技
- 5-2.大人数で・じっくりと・大規模に攻める
- 5-3.境界の曖昧化 内と外の概念が崩壊
- 6.中小企業がITセキュリティ対策としてできること
- 6-1.経営層必読!まず行うべき組織的対策
- 6-2.構想を具体化する技術的対策
- 6-3.人的対策およびノウハウ・知的対策
- 7.サイバーセキュリティ知っ得用語集
無料でここまでわかります!
ぜひ下記より会員登録をして無料ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?